データ復旧
株式会社ピーシーキッド
PCの電源が入らない
PCの電源が入らない場合
PCの電源が入らない起動トラブルには、さまざまな原因があります。単に電源周辺の故障とはかぎりません。PC内部に重要なファイルが保存されていなければメーカーに修理に出し物理的なトラブルを解決してもらうのもよいでしょう。PC内に大事なファイルがある場合、バックアップもとらない状態でメーカーの修理に出してしまいますと、HDD(SSD)のデータを完全にフォーマットされてしまい、データが完全に消去された状態で戻ってきます。完全にフォーマットしてしまいますと、いくらデータ復旧の専門業者といえども、データを取り出すことはできません。
PCの電源が入らない時に確認すること
PCの電源が入らないからと言って、PCが壊れたとはかぎりません。冷静に一つ一つ確認していきましょう。電源ケーブルが断線していたり、抜けかけているということはないでしょうか。又、電源タップがタコ足配線になっていたり、OAタップではないタップを使用している場合、PCの起動に必要な電源の供給が足りずに電源が入らないという場合もあります。ノートパソコンの場合は、内蔵のバッテリーが経年劣化すると、電源の供給がうまくいかないことがあります。次に、埃や静電気が溜まっていないか確認します。PC内部に埃が溜まっていて冷却装置がうまく働かないと内部温度が上昇し、マザーボードが故障を避けるために自動的に起動をストップしてしまいます。ノートパソコンの場合は、マザーボード全体を覆うように埃がびっしりと溜まっていることもあります。定期的に内部の埃を掃除するようにしないと、PCは極度の高温に耐えられず故障してしまいます。また、静電気が溜まっていると、マザーボード上のパーツが誤作動を起こし正常に作動しなくなります。放電する必要がありますので、一旦全ての電源を切りケーブルやアダプターを外し、しばらく放電します。その後、改めて電源を入れ直し、不具合が解消されたかどうか確認してみてください。
PCの部品が故障している場合
電源や電源ケーブルを確認し、PC内の清掃、静電気の放電をしても状況が変わらなければ、PCが物理的に故障している可能性があります。多いのは電源ユニットの故障です。購入後、5年以上経過しているパソコンは電源まわりの故障の可能性が高いので、電源ユニットやノートパソコンの場合は、バッテリーの交換が必要となります。
マザーボードやメモリが故障している可能性もあります。故障したパーツを交換する必要がある場合、交換後、OSを再インストールする必要があるケースがあります。再インストールすると、Cドライブの一部のデータが無くなる場合があります。
HDDになんらかの不具合がある時は、何度も通電をしてしまうと、ディスクの回転によりスクラッチという重度障害が発生し、本来取り出せたはずのデータが壊れてしまうことがあります。一方、故障原因が論理障害によるものでも、余計な手を加えてしまうと、取返しのつかない事態になる可能性があります。PC内部のファイルやデータが必要な場合は、通電を避け、できるだけ早く専門業者にご相談下さい。
セキュリティついて
当社ではお客様の情報を適切に管理・保護することを重要な社会的責務と考え、セキュリティの強化に努めております。